1,2-ジクロロエタン
ICSC:0250
1,2-DICHLOROETHANE
ピアレビュー:2013/04/12
二塩化エチレン
1,2-ジクロルエタン
エチレンクロリド
二塩化エタン
エチリデンジクロライド
Ethylene dichloride
1,2-Ethylene dichloride
Ethane dichloride
CAS登録番号:107-06-2
RTECS番号:KI0525000
国連番号:1184
EC番号:602-012-00-7
EINECS番号:203-458-1
化学式:ClCH2CH2Cl / C2H4Cl2
分子量:98.96
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 引火性が高い。 火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、二酸化炭素を使用する。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
充填、取り出し、または取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露 あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談!
吸入 咽頭痛、吐き気、嘔吐、咳、頭痛、めまい、嗜眠、意識喪失。 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。半座位。酸素処置や人工呼吸が必要な場合がある。直ちに医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!
発赤。
保護手袋、保護衣。 汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。直ちに医療機関に連絡する。
発赤、痛み。 呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグル、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズを外す)、医療機関に連絡する。
経口摂取 「吸入」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。 口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:空気中の濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・この物質を環境中に放出してはならない
・下水に流してはならない
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集め、残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管および処理する
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:F, T; R:45-11-22-36/37/38;
S:53-45; Note:E
・国連分類
国連危険物分類:3; 国連包装等級:II;
国連の副次的危険性による分類:6.1
・GHS分類
注意喚起語:危険
引火性の高い液体および蒸気
飲み込むと有害
皮膚に接触すると有害のおそれ
吸入すると有毒
皮膚および眼刺激
発がんのおそれの疑い
肺、肝臓および腎臓の障害
眠気やめまいのおそれ
長期または反復暴露による肝臓および腎臓の障害のおそれ
水生生物に有害
■ ■ ■
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)2; F(燃焼危険性)3; R(反応危険性)0 ・耐火設備
・食品や飼料、および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・冷所、乾燥、密封
・排水管や下水管へのアクセスがない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
特徴的な臭気のある無色の粘稠性の液体。空気、水分および光に暴露すると暗色になる。

≪物理的危険性≫
この物質の蒸気は空気より重く、地面に沿って移動することがあり、遠距離発火の可能性がある。 流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

≪化学的危険性≫
加熱や燃焼により分解し、塩化水素(ICSC番号 0163 参照)およびホスゲン(ICSC番号 0007 参照)を含む有毒で腐食性のフュームを生じる。アルカリ金属、金属粉末、アンモニア、塩基および強酸化剤と反応し、火災や爆発の危険をもたらす。水の存在下で、多くの金属を侵す。

≪許容濃度≫
TLV:10ppm (TWA); A4 (人における発がん性が分類できていない物質); (ACGIH 2012)。
MAK:発がん性カテゴリー: 2; 皮膚吸収 (H); (DFG 2012)。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化すると、空気は汚染されて、きわめて急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
この物質の蒸気は、眼、皮膚および気道を刺激する。 吸入すると、肺水腫を起こすことがある。 「注」参照。
腎臓および肝臓に影響を与え、機能障害、肝損傷および腎損傷を起こすことがある。 高濃度で暴露すると、意識低下および死に至ることがある。 これらの影響は遅れて現われることがある。

≪長期または反復暴露の影響≫
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を起こすことがある。 肝臓および腎臓に影響を与え、機能障害を起こすことがある。 人でおそらく発がん性を示す。
物理的性質 環境影響データ
・沸点:83.5℃
・融点:−35.7℃
・比重(水=1):1.2
・水への溶解度:0.87 g/100ml
・蒸気圧:8.7 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.42
・蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.2 (20℃)
・引火点:13℃ (c.c.)
・発火温度:440℃
・爆発限界(空気中):4.2〜16 vol%
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.48
・水生生物に対して有害である
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める
・肺水腫の症状は、2〜3時間経過してから現れる場合が多く、安静を保たないと悪化する
・そのため、安静と経過観察が不可欠である
付加情報

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International
Programme on
Chemical Safety
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