国際化学物質安全性カード

クロロメチルメチルエーテル ICSC番号:0238
クロロメチルメチルエーテル
CHLOROMETHYL METHYL ETHER
Dimethylchloro ether
Chloromethoxymethane
CH3OCH2CI/C2H5ClO
分子量:80.5
CAS登録番号:107-30-2
RTECS番号:KN6650000
ICSC番号:0238
国連番号:1239
EC番号:603-075-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤。水は効果がないことがある。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、咽頭痛、めまい、頭痛、吐き気、息切れ、息苦しさ。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 発赤、痛み、皮膚熱傷、水疱。

汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼、視力喪失。重度の熱傷。
顔面シールドまたは眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関にただちに連絡する。
経口摂取 口やのどの熱傷、胃痙攣、嘔吐、下痢、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・すべての発火源を取り除く。
・換気。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない

・耐火設備(条件)。
・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・密封。
・食品や飼料から離しておく。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : F, T
 R : 45-11-20/21/22
 S : 53-45
 Note : E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Packing Group):I
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-腐食性-健康有害性
  引火性の高い液体および蒸気
  重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  発がんのおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0238 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロメチルメチルエーテル ICSC番号:0238











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
燃焼すると、ホスゲンや塩化水素を含む有毒なガスを生成する。水と接触すると分解し、塩化水素、ホルムアルデヒドを生じる。水の存在下で多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV:(すべてのルートによる暴露をできるだけ低レベルになるよう慎重にコントロールする);A2(人における発がん性が疑われる物質) (ACGIH 2009)。

MAK:発がん性カテゴリー:1 (不純物として7%までのジクロロジメチルエーテルを含有する工業製品に適用する) (DFG 2009) 。

暴露の経路:
全ての暴露経路で局所への重度の影響。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。吸入すると眼や気道に腐食の影響が現われてから、肺水腫を引き起こすことがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
人で発がん性を示す。反復または長期の暴露により、肺が冒されることがある。

物理的性質
・沸点:59℃
・融点:−104℃
・比重(水=1):1.06
・水への溶解性:分解する
・蒸気圧:21.6 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.4
・引火点:−8℃ (c.c.)
・発火温度:「注」参照
・爆発限界:「注」参照
環境に関する
データ

・発火温度は文献では不明である。
・この物質は可燃性で引火点<61℃であるが、文献では爆発限界は不明である。
火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
・蒸留前に過酸化物をチェックする;検出された場合は除去する。
付加情報


ICSC番号:0238
更新日2009.11
クロロメチルメチルエーテル
© IPCS, CEC, 1993

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