国際化学物質安全性カード

三フッ化ホウ素 ICSC番号:0231
三フッ化ホウ素
BORON TRIFLUORIDE
Trifluoroborane
(圧力容器)
BF3
分子量:67.8
CAS登録番号:7637-07-2
RTECS番号:ED2275000
ICSC番号:0231
国連番号:1008
EC番号:005-001-00-X
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。

周辺の火災時:適切な消火手段を用いる。
爆発

火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 腐食性。灼熱感、咳、息苦しさ。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、灼熱感、痛み液体に触れた場合:凍傷
保護手袋、保温用手袋、保護衣
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いてフュームを除去する。
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・アルカリ金属、アルカリ土類金属、硝酸アルキル、石灰から離しておく。
・涼しい場所。

・EU分類
 記号 : T+, C
 R : 14-26-35
 S : (1/2-)9-26-28-36/37/39-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0231 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

三フッ化ホウ素 ICSC番号:0231











物理的状態; 外観:
刺激臭のある無色の圧縮ガス。湿った空気中では白色のフュームを生成する

物理的危険性:
この気体は空気より重い。

化学的危険性:
不飽和化合物と重合する。水や水分と接触すると分解し、フッ化水素[ICSC0283]、フッ化ホウ素酸、ホウ酸などの有毒で腐食性のフュームを生じる。ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの金属、硝酸アルキルと激しく反応する。水の存在下で、多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV:1 ppm (天井値) (ACGIH 2004)
MAK:IIb(MAK値は設定されていないが、資料は入手可能である) (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
腐食性。催涙性。眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。この気体を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
腎臓に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:−100℃
・融点:−127℃
・水への溶解性:反応する(「注」参照)
・相対蒸気密度(空気=1):2.4
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;水生生物への影響にとくに注意すること。

・三フッ化ホウ素は冷水に溶ける; 332 g/100 ml(0℃)
・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20G1TC
付加情報


ICSC番号:0231
更新日:1993.09
三フッ化ホウ素
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所