国際化学物質安全性カード

ベリリウム ICSC番号:0226
ベリリウム
BERYLLIUM
Glucinium
(粉末)
Be
原子量:9.0
CAS登録番号:7440-41-7
RTECS番号:DS1750000
ICSC番号:0226
国連番号:1567
EC番号:004-001-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
裸火禁止
特殊粉末消火薬剤、乾燥砂。
他の物質は不可
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。
粉塵の堆積を防ぐ。密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。

身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、息切れ、咽頭痛、脱力感。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
局所排気。呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。
発赤、痛み。
顔面シールド、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・湿らせてもよい場合は湿らせてからこぼれた物質を注意深く容器内に集め、安全な場所に移す。
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない

・強酸、塩基、塩素化溶剤、食品や飼料から離しておく。排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+
 R : 49-25-26-36/37/38-43-48/23
 S : 53-45
 Note : E
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):4.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0226 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ベリリウム ICSC番号:0226











物理的状態; 外観:
灰色〜白色の粉末

物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
強酸、強塩基と反応し、引火性/爆発性ガス(水素[ICSC番号 0001])を生成する。四塩化炭素、トリクロロエチレンなどの塩素化溶剤と、衝撃に敏感な混合物を生成する。

許容濃度:
TLV:0.002 mg/m3 (TWA);0.01 mg/m3 (STEL);A1 (人における発がん性が確認されている物質)。ただし、0.0002 mg/m3 (STEL);(皮膚); SEN (感作物質)への変更を提案中である (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:気道および皮膚感作(Sah);発がん性カテゴリー:1 (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
この物質のエーロゾルは気道を刺激する。粉塵やフュームを吸入すると、化学性肺炎を引き起こすことがある。死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の粉塵粒子への暴露により、肺が冒され、慢性ベリリウム疾患(咳、体重減少、脱力感)を生じることがある。人で発がん性を示す。

物理的性質
・沸点:2500℃以上
・融点:1287℃
・密度:1.9 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GTF3-II
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0226
更新日:1999.10
ベリリウム
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所