国際化学物質安全性カード

アルシン ICSC番号:0222
アルシン
ARSINE
Arsenic trihydride
Hydrogen arsenide
Arsenic hydride
(圧力容器)
AsH3
分子量:77.9
CAS登録番号:7784-42-1
RTECS番号:CG6475000
ICSC番号:0222
国連番号:2188
EC番号:033-006-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性がきわめて高い。爆発性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
供給源を遮断する。それが不可能でかつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は、粉末消火薬剤、二酸化炭素を用いて消火する。
爆発 気体/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。液状であれば、帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
摩擦や衝撃を与えない
火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。
安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 腹痛、錯乱、めまい、頭痛、吐き気、息切れ、嘔吐、脱力感。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
保温用手袋、保護衣。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない
医療機関に連絡する。
液体に触れた場合:凍傷
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・すべての発火源を取り除く。
・圧力容器を閉じるか、広く安全な場所に移す。
液状の場合:下水に流してはならない
液体に向けて水を噴射してはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・自給式呼吸器付気密化学保護衣。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・涼しい場所。
・床面に沿って換気。

・EU分類
 記号 : T+, F+, N
 R : 12-26-48/20-50/53
 S : (1/2-)9-16-28-33-36/37-45-60-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):2.1

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0222 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アルシン ICSC番号:0222











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
この気体は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
加熱、光や湿気の影響により分解して、有毒なヒ素フュームを生じる。強力な酸化剤と反応し、爆発の危険をもたらす。衝撃、摩擦、または振動を加えると、爆発的に分解することがある。

許容濃度:
TLV:0.05 ppm (TWA)。ただし、0.005 ppm (TWA) への変更を提案中である (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:IIb (MAK値は設定されていないが、データは公表されている) (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。血液、腎臓に影響を与え、血球破壊、腎不全を生じることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
人で発がん性を示す。

物理的性質
・沸点:−62℃
・融点:−116℃
・水への溶解度:20 ml/100 ml(20℃)
・蒸気圧:1043 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.7
・引火点:引火性ガス
・爆発限界:4.5〜78 vol%(空気中)
環境に関する
データ
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・中毒症状は数時間〜数日経過するまで現われない。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・ヒ素[ICSC番号 0013]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20G2TF
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)2
付加情報


ICSC番号:0222
更新日:2001.03
アルシン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所