国際化学物質安全性カード

三塩化ヒ素 ICSC番号:0221
三塩化ヒ素
ARSENIC TRICHLORIDE
Arsenic III chloride
Arsenous chloride
AsCl3
分子量:181.2
CAS登録番号:7784-34-1
RTECS番号:CG1750000
ICSC番号:0221
国連番号:1560
EC番号:033-002-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。
火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
水、金属との接触禁止
周辺の火災時:水は不可
爆発 水、金属と接触すると、火災および爆発の危険性がある。


身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 頭痛、咳、息苦しさ、咽頭痛。
「経口摂取」参照。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・漏れた液やこぼれた液を密閉式のプラスチック容器に出来る限り集める。
・残留液を乾燥砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
・(個人用保護具: 自給式呼吸器付完全保護衣)。
この物質を環境中に放出してはならない

・食品や飼料から離しておく。
・涼しい場所。
・乾燥。
・床面に沿って換気。

・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23-25-50/53
 S : (1/2-)20/21-28-45-60-61
 Note : A
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0221 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

三塩化ヒ素 ICSC番号:0221











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色、油状の発煙性液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(塩化水素[ICSC0163]、ヒ素酸化物)を生じる。水や湿った空気と激しく反応し、塩化水素[ICSC0163]を生じる。多くの金属を侵して引火性/爆発性気体(水素[ICSC0001])を生じる。

許容濃度:
TLV:0.01 mg/m3(TWA); A1(人における発がん性が確認されている物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり; (ACGIH 2004) (訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)
MAK:発がん性カテゴリー:1; 生殖細胞変異原性グループ:3A; (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を重度に刺激する。胃腸管、心血管系、中枢神経系に影響を与え、重度の胃腸炎、体液や電解質の喪失、心臓障害、ショック、痙攣を生じることがある。許容濃度を超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 粘膜、皮膚、末梢神経系、肝臓、骨髄に影響を与え、色素異常、角質増殖、鼻中隔穿孔、神経障害、肝臓障害、貧血を生じることがある。人で発がん性を示す。動物試験では人の赤ん坊に奇形を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:130.2℃
・融点:−16℃
・密度:2.1 g/cm3
・水への溶解度:反応する
・蒸気圧:1.17 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):6.3
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.06
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;土壌、水生生物への影響にとくに注意すること。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・結晶水を失うことによる見かけ上の融点が得られている。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT4-I
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0221
更新日:2000.04
三塩化ヒ素
© IPCS, CEC, 1993

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