国際化学物質安全性カード

水酸化アンモニウム(10%〜35%溶液) ICSC番号:0215
水酸化アンモニウム(10%〜35%溶液)
AMMONIUM HYDROXIDE (10%-35% solution)
Aqua ammonia
Ammonium hydrate
NH4OH
分子量:35.1
CAS登録番号:1336-21-6
RTECS番号:BQ9625000
ICSC番号:0215
国連番号:2672
EC番号:007-001-01-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性である。

周辺の火災時:適切な消火手段を用いる。
爆発 「注」参照

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛
換気、局所排気、または呼吸用保護具。容器を密封して保管。
新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 腐食性。
発赤、重度の皮膚熱傷、痛み、水疱。
保護手袋、 保護衣
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
腐食性。
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腐食性。
胃痙攣、腹痛、 咽頭痛、嘔吐。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・大量漏洩の場合は専門家に相談する!  
・換気。
・こぼれた液を希硫酸などの希酸で注意深く中和する。
・残留分を多量の水で洗い流す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・涼しい場所。
・密封。
・換気のよい場所に保管(詳細は「注」参照)

・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・EU分類
 記号 : C, N
 R : 34-50
 S : (1/2-)26-36/37/39-45-61
 Note : B
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0215 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

水酸化アンモニウム(10%〜35%溶液) ICSC番号:0215











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、揮発性の高い無色のアンモニア水溶液

物理的危険性:


化学的危険性:
多くの重金属やその塩と反応し、爆発性化合物を生成する。多くの金属を侵して引火性/爆発性気体(水素[ICSC0001])を生じる。この物質の水溶液は強塩基であり、酸と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:(NH3) 25 ppm(TWA); 40 ppm(STEL) (ACGIH 2004)
MAK:20 ppm, 14 mg/m3; Peak limitation category:I(2); Pregnancy risk group: C (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気やエーロゾルの吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。高濃度の蒸気を吸入すると、喉頭水腫、気道の炎症、肺炎を起こすことがある。 これらの影響は遅れて現われることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復してあるいは長期にわたり蒸気やエーロゾルに暴露すると、肺が冒されることがある。

物理的性質
・沸点:(25%) 38℃
・融点:(25%) −58℃
・比重(水=1):(25%) 0.9
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:(25%) 48 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):0.6〜1.2
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・アンモニアの蒸気はある条件下で引火性、爆発性である。アンモニア溶液からアンモニアガスが発生するので気をつけること。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・その他の国連番号:国連番号1005は無水アンモニア、国連番号2672はアンモニア水溶液、比重0.800〜0.957(15℃)、10<〜≦50%アンモニア、国連番号2073はアンモニア水溶液、比重 0.880未満(15℃)で35<〜≦50%アンモニア、国連番号3318アンモニア水溶液、0.880未満(15℃)、<50%アンモニア。
この物質を容器に満たしてはならない;濃い溶液では圧力が高まることがある。ふたは注意してはずすこと。
・アンモニア[ICSC0414]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80S2672
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0215
更新日:1995.03
水酸化アンモニウム(10%〜35%溶液)
© IPCS, CEC, 1993

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