国際化学物質安全性カード

アジポニトリル ICSC番号:0211
アジポニトリル
AADIPONITRILE
1,4-Dicyanobutane
Adipic acid dinitrile
Tetramethylene cyanide
C6H8N2 / CN(CH2)4CN
分子量:108.2
CAS登録番号:111-69-3
RTECS番号:AV2625000
ICSC番号:0211
国連番号:2205
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 錯乱、痙攣、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、嘔吐、「注」参照
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、かすみ眼、重度の熱傷
顔面シールド
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。「注」参照。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・(個人用保護具: 自給式呼吸器付完全保護衣)。

・強力な酸化剤、強酸、食品や飼料から離しておく。
・床面に沿って換気。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0211 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アジポニトリル ICSC番号:0211











物理的状態; 外観:
無臭、無色の油状液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱や燃焼により分解し、きわめて有毒なシアン化水素[ICSC0492]を生じる。強力な酸化剤と激しく反応しする。

許容濃度:
TLV:2 ppm(TWA); (皮膚); (ACGIH 2004)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。痙攣を引き起こすことがある。意識を喪失することがある。死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
血液、副腎に影響を与え、貧血、組織損傷を生じることがある。

物理的性質
・沸点:295℃
・融点:1℃
・比重(水=1):0.97
・水への溶解性:溶ける
・蒸気圧:0.3 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・引火点:159℃(C.C.)(「注」参照)
・発火温度:550℃
・爆発限界:1.7〜4.9 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.32
環境に関する
データ

・アジポニトリル中毒の場合は、特別な応急処置および治療が不可欠である。医師に相談する。
・アジポニトリルの引火点は工業用では93℃(O.C.)である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・シアン化水素[ICSC0492]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S2205 または 61GT1-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)1;
付加情報


ICSC番号:0211
更新日:1995.03
アジポニトリル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所