国際化学物質安全性カード
ニトログリセリン
ICSC:0186
NITROGLYCERIN
ピアレビュー:2015/06/26
硝酸グリセロール
三硝酸グリセリン
1,2,3-プロパントリオールトリニトラート
トリニトログリセリン
Glyceryl trinitrate
Glycerol trinitrate
1,2,3-Propanetriol trinitrate
Blasting oil
CAS登録番号:55-63-0
RTECS番号:QX2100000
国連番号: 0143 (鈍化)
EC番号:603-034-00-X
EINECS番号: 200-240-8
化学式:C3H5N3O9/C3H5(NO3)3
分子量:227.1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 高温面との接触禁止。 水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。
爆発 火災および爆発の危険性がある。 爆発性。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 火花防止工具を使用する。 摩擦や衝撃を与えない。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談!
吸入 頭痛。 吐き気。 顔面紅潮。 めまい。 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり! 他の症状については、「吸入」参照。 保護手袋。 保護衣。 汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。
充血。 痛み。 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取 顔面紅潮。 頭痛。 めまい。 吐き気。 嘔吐。 ショック/虚脱。 作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。 口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・すべての発火源を取り除く
・下水に流してはならない
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:E, T+, N; R:3-26/27/28-33-51/53; S:(1/2)-33-35-36/37-45-61
・国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):1.1D(鈍化剤添加); 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1(鈍化剤添加)
・GHS分類
注意喚起語:危険
爆発物;大量爆発危険性
飲み込むと、または皮膚に接触すると、生命に危険
心血管系の障害のおそれ
長期または反復曝露による心臓の障害のおそれ
水生生物に毒性
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)4 ・安定化した状態でのみ貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・耐火設備
・密封
・食品や飼料から離しておく
重要データ
≪物理的状態;外観≫
無色〜黄色の 粘稠性の液体、または淡い 黄色の結晶。

≪物理的危険性≫


≪化学的危険性≫
加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。 衝撃を加えると、または摩擦を加えると、または振動を加えると、 爆発的に分解することがある。 燃焼すると、有毒なフューム(窒素酸化物など)を生成する。 オゾンと反応する。 爆発の危険を生じる。

≪許容濃度≫
TLV: 0.05ppm as TWA; (skin); (ACGIH 2005).
MAK: Carcinogen category: 3B; Skin absorption (H); BAT issued; (DFG 2005).

≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

≪短期暴露の影響≫
本物質は、眼を刺激する。 心血管系に影響を与えることがある。 血圧低下を生じることがある。 医学的な経過観察が必要である。

≪長期または反復暴露の影響≫
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 反復曝露により著しい耐性が生じ、曝露を短期間中止すると突然死することがある。

物理的性質 環境影響データ
・50-60℃で分解する
・融点:13.5℃
・沸点:160℃ (2 kPa)
・比重(水=1):1.6
・水への溶解度 : 溶けにくい
・蒸気圧:0.03 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):7.8
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.62
・水生生物に対して毒性がある
・閉ざされた場所で燃焼すると、爆轟することがある
・アルコール飲料の摂取により、有害作用が増大する
・他の国連番号:(国連番号 0144:ニトログリセリン含有量が1%を超え10%以下のアルコール溶液;国連危険物分類 1.1D)
・国連番号 1204:ニトログリセリン含有量が1%以下のアルコール溶液;国連危険物分類 3, 国連包装等級 II
・国連番号 3064:ニトログリセリン含有量が1%を超え5%以下のアルコール溶液;国連危険物分類 3, 国連包装等級 II
・添加された安定剤や抑制剤が、この物質の毒性に影響を与える可能性がある;専門家に相談する
付加情報

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Programme on
Chemical Safety
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