国際化学物質安全性カード

鉄カルボニル ICSC番号:0168
鉄カルボニル
IRON PENTACARBONYL
Iron carbonyl
C5FeO5 / Fe(CO)5
分子量:195.9
CAS登録番号:13463-40-6
RTECS番号:NO4900000
ICSC番号:0168
国連番号:1994
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 頭痛、めまい、嘔吐、息苦しさ。症状は遅れて現われることがある。
「注」参照。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。

顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器。
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・涼しい場所。
・暗所に保管。
・密封。
・不活性ガス中に保管。

・気密。
・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0168 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

鉄カルボニル ICSC番号:0168











物理的状態; 外観:
無色〜黄色または濃赤色の粘稠液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
加熱すると、爆発することがある。空気に触れると、自然発火することがある。加熱、燃焼あるいは光の影響により分解して、鉄酸化物、一酸化炭素[ICSC番号0023]などの有毒なガスを生じる。この物質は強力な還元剤であり、酸化剤と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:0.1 ppm(TWA);0.2 ppm(STEL) (ACGIH 2007)。

MAK:0.1 ppm, 0.81 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
肺に影響を与えることがある。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。
「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
肝臓に影響を与え、機能障害を生じることがある。

物理的性質
・沸点:103℃
・融点:−20℃
・比重(水=1):1.5
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:4.7 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):6.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.2
・引火点:−15℃ c.c.
・発火温度:50℃
・爆発限界:3.7〜12.5 vol%(空気中)
環境に関する
データ

・この物質の環境への影響は調べられていない。
・息切れ、咳、チアノーゼ、発熱の症状は12〜36時間経過するまで現われない。
・中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GTF1-I
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)1
付加情報


ICSC番号:0168
更新日1995.03
鉄カルボニル
© IPCS, CEC, 1993

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