国際化学物質安全性カード

ヨウ素 ICSC番号:0167
ヨウ素
IODINE
Jod
Iode
Iodio
Yodo
I2
分子量:253.8
CAS登録番号:7553-56-2
RTECS番号:NN1575000
ICSC番号:0167
EC番号:053-001-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。
多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
引火性物質との接触禁止
周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発


身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 

吸入 咳、喘鳴、息苦しさ
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。
催涙性。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:無機ガス、蒸気およびハロゲン用フィルター付マスク。

・混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・床面に沿って換気。

・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 20/21-50
 S : (2-)23-25-61

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0167 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ヨウ素 ICSC番号:0167











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、帯青黒または暗紫色の結晶

物理的危険性:
昇華しやすい。

化学的危険性:
加熱すると、有毒なフュームを生じる。強力な酸化剤で、可燃性物質や還元性物質と反応する。金属末、アンチモン、アンモニア、アセトアルデヒド、アセチレンと激しく反応し、火災および爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:0.1 ppm(天井値) (ACGIH 2004)。

MAK:IIb(MAK値は設定されていないが、データは入手可能) (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
催涙性。眼、気道、皮膚を重度に刺激する。蒸気を吸入すると、喘息様反応(RADS)を引き起こすことがある。蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、まれに皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の吸入により、喘息様反応を引き起こすことがある(「注」参照)。甲状腺に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:184℃
・融点:114℃
・比重(水=1):4.9
・水への溶解度:0.03 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:0.04 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):8.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.49
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;魚類への影響にとくに注意すること。

・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
付加情報


ICSC番号:0167
更新日:2004.04
ヨウ素
© IPCS, CEC, 1993

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