国際化学物質安全性カード

エチレンオキシド ICSC番号:0155
エチレンオキシド
ETHYLENE OXIDE
1,2-Epoxyethane
Oxirane
Dimethylene oxide
(圧力容器)
C2H4O
分子量:44.1
CAS登録番号:75-21-8
RTECS番号:KX2450000
ICSC番号:0155
国連番号:1040
EC番号:603-023-00-X
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性がきわめて高い。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
供給源を遮断する。それが不可能でかつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素を用いて消火する。
爆発 気体/空気の混合気体は爆発性である。加熱すると激しく分解し、火災と爆発の危険性がある。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。防爆用工具を使用する。
火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、嗜眠、頭痛、吐き気、咽頭痛、嘔吐、脱力感。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。皮膚の乾燥、発赤、痛み。
保護手袋、保温用手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。
または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・換気。
液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いてガスを除去する。
下水に流してはならない
・自給式呼吸器付気密化学保護衣。

・耐火設備(条件)。
・涼しい場所。

・EU分類
 記号 : F+, T
 R : 45-46-12-23-36/37/38
 S : 53-45
 Note : E
・国連危険物分類(UN Haz Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):2.1

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0155 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

エチレンオキシド ICSC番号:0155











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
気体は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
加熱により、酸、塩基、金属塩化物、金属酸化物の影響下、重合することがあり、火災や爆発の危険を伴う。空気のない状態で560℃以上に加熱すると分解し、火災や爆発の危険をもたらす。多くの化合物と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:1 ppm(TWA); A2(人における発がん性が疑われる物質) (ACGIH 2004)。

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:2; 生殖細胞変異原性グループ:2 (DFG 2004)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮(水溶液)。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
蒸気は眼、皮膚、気道を刺激する。水溶液は皮膚に水疱を引き起こすことがある。液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の吸入により、喘息を引き起こすことがある。神経系に影響を与えることがある。人で発がん性を示す。人で遺伝性の遺伝子損傷を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:11℃
・融点:−111℃
・比重(水=1):0.9
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:146 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.5
・引火点:引火性ガス
・発火温度:429℃
・爆発限界:3〜100 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):−0.3
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20S1040 または 20GTF
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)3
付加情報


ICSC番号:0155
更新日:2001.10
エチレンオキシド
© IPCS, CEC, 1993

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