国際化学物質安全性カード

ダイアジノン ICSC番号:0137
ダイアジノン
DIAZINON
O,O-Diethyl-O-(2-isopropyl-6-methylpyrimidin-4-yl) phosphorothioate
Phosphorothioic acid O,O-diethyl O-(6-methyl-2-(1-methylethyl)-4-pyrimidinyl) ester
C12H21N2O3PS / (CH3)2CHC4N2H(CH3)OPS(OC2H5)2
分子量:304.4
CAS登録番号:333-41-5
RTECS番号:TF3325000
ICSC番号:0137
国連番号:3018
EC番号:015-040-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 引火性/爆発性溶剤を含む場合、火災や爆発の危険性がある。


身体への暴露
青少年、小児への暴露を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 縮瞳、筋痙直、唾液分泌過多、息苦しさ、吐き気、嘔吐、めまい、痙攣、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。ミストの吸入を避ける。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要になることがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤、痛み。
「吸入」参照。
保護手袋、 保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、下痢。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を乾燥砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強力な酸化剤、強酸、塩基、食品や飼料から離しておく。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 22-50/53
 S : (2-)24/25-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0137 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ダイアジノン ICSC番号:0137











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の油状液体。原体は淡黄色〜濃茶色

物理的危険性:


化学的危険性:
120℃以上に加熱すると分解し、窒素酸化物、リン酸化物、イオウ酸化物などの有毒なフュームを生じる。強酸や塩基と反応し、非常に有毒なチオピロリン酸テトラエチルを生成する可能性がある。強力な酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:0.01 mg/m3(吸引性画分、蒸気およびエーロゾル);(皮膚);A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI(生物学的暴露記載)あり(A) (ACGIH 2004)
(訳注:詳細は ACGHI の TLVsand BEIs を参照)

MAK:(エアロゾルの吸引性画分として) 0.1 mg/m3;皮膚吸収(H); ピーク暴露限度カテゴリー:II(2);妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。しかし噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
軽度に眼、皮膚を刺激する。神経系に影響を与え、痙攣、呼吸抑制を生じることがある。コリンエステラーゼ阻害剤。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
コリンエステラーゼ阻害剤。影響が蓄積される可能性がある。「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・沸点以下120℃で分解する
・比重(水=1):1.1
・水への溶解度:0.006 g/100ml(20℃)
・蒸気圧:ほとんどない(20℃)
・log Pow(オクタノール/水分配係数):3.11
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある。鳥類、ミツバチへの影響に特に注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出されるので、不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT6-III
付加情報


ICSC番号:0137
更新日:2004.10
ダイアジノン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所