国際化学物質安全性カード

二酸化塩素 ICSC番号:0127
二酸化塩素
CHLORINE DIOXIDE
Chlorine oxide
Chlorine peroxide
Chlorine(IV)oxide
ClO2
分子量:67.5
CAS登録番号:10049-04-4
RTECS番号:FO3000000
ICSC番号:0127
EC番号:006-089-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。
可燃物との接触禁止
周辺の火災時:大量の水、水噴霧。
爆発 火災や爆発の危険性がある。
「注」参照。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。摩擦や衝撃を与えない
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、咽頭痛。症状は遅れて現われることがある。
「注」参照。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
・細かな噴霧水を用いて気体を除去する。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・可燃性物質、還元性物質から離しておく。
・涼しい場所。
・暗所に保管。
・床面に沿って換気。

・EU分類
 記号 : O, T+, N
 R : 6-8-26-34-50
 S : 1/2-23-26-28-36/37/39-38-45-61

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0127 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

二酸化塩素 ICSC番号:0127











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、赤〜黄色の気体

物理的危険性:
この気体は空気より重い。

化学的危険性:
加熱、日光への暴露、衝撃や火花により、爆発することがある。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と激しく反応する。有機物、リン、水酸化カリウム、イオウと激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。水と反応し、塩酸、塩素酸を生じる。

許容濃度:
TLV:0.1 ppm(TWA);0.3 ppm (STEL);(ACGIH 2007) 。
(訳注:詳細はACGIHのTLVs and BAT valuesを参照)

MAK:0.1 ppm, 0.28 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:I(1); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中できわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を重度に刺激する。この気体を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある
(「注」参照)。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肺に影響を与え、慢性気管支炎を生じることがある。

物理的性質
・沸点:11℃
・融点:−59℃
・比重(水=1):1.6 at 0℃ (液体)
・水への溶解度:0.8 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:101 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.3
・爆発限界:>10 vol%(空気中)
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。水生生物への影響にとくに注意すること。

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
付加情報


ICSC番号:0127
更新日1999.10
二酸化塩素
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所