国際化学物質安全性カード

カルバリル ICSC番号:0121
カルバリル
CARBARYL
1-Naphthalenol methylcarbamate
1-Naphthyl methylcarbamate
Methyl carbamic acid 1-naphthyl ester
1-Naphthalenyl methylcarbamate
C12H11NO2
分子量:201.2
CAS登録番号:63-25-2
RTECS番号:FC5950000
ICSC番号:0121
国連番号:2757
EC番号:006-011-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素
爆発

火災時:ドラム缶などを水を噴霧して冷却する。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
青少年、小児への暴露を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 吐き気、嘔吐、縮瞳、筋痙直、唾液分泌過多
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせ、洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、下痢、吐き気、嘔吐、縮瞳、筋痙直、唾液分泌過多
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
「注」参照。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式 容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・すべての発火源を取り除く。
・(個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク)。

・酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 22-40-50
 S : 2-22-24-36/37-46-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0121 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

カルバリル ICSC番号:0121











物理的状態; 外観:
無臭、白色の結晶または様々な形状の固体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱や燃焼により分解し、有毒なフューム(窒素酸化物など)を生じる。強力な酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:5 mg/m3(TWA); A4; (ACGIH 2004)
MAK:5 mg/m3(I); H; 最高限界カテゴリー:II(4); (DGF 2003)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い;しかし噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。神経系に影響を与え、痙攣、呼吸抑制を生じることがある。コリンエステラーゼ阻害剤。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
コリンエステラーゼ阻害剤;影響が蓄積される可能性がある:「一次災害/急性症状」参照。人で発がん性を示す可能性がある。

物理的性質
・沸点以下で分解する:
・融点:142℃
・密度:1.2 g/cm3
・水への溶解度:0.004〜0.012 g/100 ml(30℃)
・非常に溶けにくい
・蒸気圧:ほとんどない(20℃)
・引火点:193〜202℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.59
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある;鳥類、ミツバチへの影響にとくに注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード): TEC (R)-[61GT7-III]
付加情報


ICSC番号:0121
更新日:2004.04
カルバリル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所