国際化学物質安全性カード

アセトニトリル ICSC番号:0088
アセトニトリル
ACETONITRILE
Methyl cyanide
Cyanomethane
Ethanenitrile
Methanecarbonitrile
C2H3N / CH3CN
分子量:41.0
CAS登録番号:75-05-8
RTECS番号:AL7700000
ICSC番号:0088
国連番号:1648
EC番号:608-001-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
高温面または強酸化剤との接触禁止
周辺の火災時:粉末消火薬剤、泡消火薬剤。水は効果がない場合がある。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。強酸化剤と接触すると火災や爆発の危険性がある。加熱すると圧力が上昇し、破裂の危険性がある。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。防爆用工具を使用する。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ! 
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、脱力感、胸部圧迫、息切れ、めまい、吐き気、嘔吐、痙攣、意識喪失。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。マウス対マウスの人工呼吸禁止。医療機関にただちに連絡する。
「注」参照。
皮膚 吸収されやすい。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールドまたは呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。 吐かせない。 医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・専門家に相談する! 
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を乾燥砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・耐火設備(条件)。
・換気のよい場所に保管。
・酸、塩基、強酸化剤および食品や飼料から離しておく。
・密封。

・EU分類
 記号 : F, Xn
 R : 11-20/21/22-36
 S : 1/2-16-36/37
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-どくろ-健康有害性
  引火性の高い液体/蒸気
  皮膚に接触または吸入すると有毒
  飲み込むと有害
  強い眼刺激
  飲み込んで気道に侵入すると有害のおそれ
  長期にわたるまたは反復暴露による血液への障害のおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0088 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アセトニトリル ICSC番号:0088











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。

化学的危険性:
加熱または燃焼および高温面と接触すると、塩化水素や窒素酸化物を含む有毒なフュームを生じる。強酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。酸や塩基と反応し、有毒で引火性のシアン化水素を生じる。ある種のプラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV:20 ppm (TWA)(皮膚);A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2010)。

EU OEL:70 mg/m3,40 ppm(TWA)(皮膚)(EU 2006)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼を刺激する。細胞呼吸に影響を与え(抑制)、痙攣、呼吸不全を生じることがある。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
血液に影響を与え、貧血を生じることがある。腎臓や肝臓に影響を与え、機能障害を生じることがある。

物理的性質
・沸点:82℃
・融点:−46℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解度:1390 g/100 ml (20℃)
・蒸気圧:9.9 kPa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.4
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.04
・粘度:0.35 cP (20℃)
・引火点:2℃ (c.c.)
・発火温度:524℃
・爆発限界:3.0〜17 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):−0.3
環境に関する
データ
・「注」参照。

・特別に訓練された応急処置者または医療従事者によってのみ酸素処置を行う。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・この物質の環境への影響は調べられているが、何も得られていない。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0088
更新日:2011.06
アセトニトリル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所