国際化学物質安全性カード

塩化ビニル ICSC番号:0082
塩化ビニル
VINYL CHLORIDE
Chloroethene
Chloroethylene
VCM
(圧力容器)
C2H3Cl / H2C=CHCl
分子量:62.5分子量:62.5
CAS登録番号:75-01-4
RTECS番号:KU9625000
ICSC番号:0082
国連番号:1086(安定剤入り)
EC番号:602-023-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性がきわめて高い。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
供給源を遮断する。それが不可能でかつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は、粉末消火薬剤、二酸化炭素を用いて消火する。
爆発 気体/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。防爆用工具を使用する。
火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 めまい、嗜眠、頭痛、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
保護手袋、保温用手袋、保護衣。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取
作業中は飲食、喫煙をしない。

漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・耐火設備(条件)。
・混触危険物質(「化学的危険性」参照)から離しておく。
・涼しい場所。
・安定化した状態でのみ貯蔵。

・EU分類
 記号 : F+, T
 R : 45-12
 S : 53-45
 Note : D
・国連危険物分類(UN Haz Class):2.1

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0082 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

塩化ビニル ICSC番号:0082











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
この気体は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。モノマーは抑制されておらず貯蔵タンクの排気孔や火炎防止器の中でポリマーを生成し、排気孔などを詰まらせることがある。

化学的危険性:
特定の状況下で過酸化物を生成して爆発的に重合を開始することがある。加熱、空気や光の影響、触媒、強力な酸化剤、銅やアルミニウムなどの金属との接触により容易に重合し、火災や爆発の危険を伴う。燃焼により分解し、有毒で腐食性のフューム(塩化水素、ホスゲン)を生じる。水分が存在すると、鉄、スチールを侵す。

許容濃度:
TLV:1 ppm(TWA);A1(人における発がん性が確認されている物質) (ACGIH 2004)

MAK:発がん性カテゴリー:1 (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼を刺激する。この液体は凍傷を起こすことがある。中枢神経系に影響を与えることがある。意識低下を引き起こすことがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肝臓、脾臓、血液、末梢血管、指の組織や骨に影響を与えることがある。人で発がん性を示す。

物理的性質
・沸点:−13℃
・融点:−154℃
・比重(水=1):0.9(液体)
・密度:8 g/l(蒸気、15℃)
・水への溶解性:溶けない
・相対蒸気密度(空気=1):2.2
・引火点:−78℃(C.C.)
・発火温度:472℃
・爆発限界:3.6〜33 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.6
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある;地下水汚染への影響に特に注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20S1086
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)2
付加情報


ICSC番号:0082
更新日:2000.04
塩化ビニル
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所