国際化学物質安全性カード

1,4-ジクロロベンゼン ICSC番号:0037
1,4-ジクロロベンゼン
1,4-DICHLOROBENZENE
p-Dichlorobenzene
PDCB
C6H4Cl2
分子量:147
CAS登録番号:106-46-7
RTECS番号:CZ4550000
ICSC番号:0037
国連番号:3077
EC番号:602-035-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 66℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
66℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 

吸入 灼熱感、咳、嗜眠、頭痛、吐き気、息切れ、嘔吐。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 下痢。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・(個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク)
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強力な酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 36-40-50/53
 S : 2-36/37-46-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):9
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0037 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1,4-ジクロロベンゼン ICSC番号:0037











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色〜白色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると、塩化水素などの有毒で腐食性のフュームを生成する。強力な酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:10 ppm(TWA); A3(動物実験では発癌性が確認されているが、人との関連は不明な物質) (ACGIH 2004)

MAK:皮膚吸収(H); 発癌性カテゴリー:2; 生殖細胞変異原性グループ:3B (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、気道を刺激する。血液に影響を与え、溶血性貧血を生じることがある。中枢神経系に影響を与えることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肝臓、腎臓、血液に影響を与えることがある。人で発がん性を示す可能性がある。

物理的性質
・沸点:174℃
・融点:53℃
・密度:1.2 g/cm3
・水への溶解性:80 mg/l(25℃)
・蒸気圧:170 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.08
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:66℃(C.C.)
・爆発限界:6.2〜16% vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.37
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・魚類で生物濃縮が起こることがある。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−90GM7-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0037
更新日:2003.11
1,4-ジクロロベンゼン
© IPCS, CEC, 1993

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