国際化学物質安全性カード

フタル酸ジブチル ICSC番号:0036
フタル酸ジブチル
DIBUTYL PHTHALATE
1,2-Benzenedicarboxylic acid dibutyl ester
Di-n-butyl phthalate
C16H22O4 / C6H4(COOC4H9)2
分子量:278.3
CAS登録番号:84-74-2
RTECS番号:TI0875000
ICSC番号:0036
国連番号:3082
EC番号:607-318-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
裸火禁止
泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
ミストの発生を防ぐ
あらゆる接触を避ける

吸入
換気。
新鮮な空気、安静。
皮膚
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。
発赤、痛み。
安全ゴーグル。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液をふた付きの容器に集める。
・残留液をバーミキュライト、砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・強酸化剤から離しておく。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・EU分類
 記号 : T, N
 R : 61-62-50
 S : 53-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):9
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0036 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

フタル酸ジブチル ICSC番号:0036











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色〜黄色の粘稠液体

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
分解する。燃焼すると分解し、有毒で刺激性のフューム(無水フタル酸[ICSC番号 0315])を生じる。強酸化剤と反応する。

許容濃度:
TLV:5 mg/m3 (TWA) (ACGIH 2001)

MAK:0.05 ppm, 0.58 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:I(2);発がん性カテゴリー:4;妊娠中のリスクグループ:C(DFG 2009)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、吸入および経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。

短期暴露の影響:


長期または反復暴露の影響:
肝臓に影響を与え、肝機能障害を生じることがある。動物試験では人の生殖に毒性影響を及ぼす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:340℃
・融点:−35℃
・比重(水=1):1.05
・水への溶解度:0.001 g/100 ml(25℃)
・蒸気圧:< 0.01 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):9.58
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:157℃ (c.c.)
・発火温度:402℃
・爆発限界:0.5 (235℃)〜2.5 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.72
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-90GM6-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)0;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0036
更新日2002.03
フタル酸ジブチル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所