国際化学物質安全性カード

2-クロロ-1-ニトロベンゼン ICSC番号:0028
2-クロロ-1-ニトロベンゼン
2-CHLORO-1-NITROBENZENE
o-Chloronitrobenzene
o-Nitrochlorobenzene
1-Chloro-2-nitrobenzene
C6H4ClNO2
分子量:157.6
CAS登録番号:88-73-3
RTECS番号:CZ0875000
ICSC番号:0028
国連番号:1578
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止引火性物質との接触禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。
粉塵の堆積を防ぐ;密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。

身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
作業環境管理を厳密に

吸入 紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚、めまい、頭痛、吐き気、息切れ、錯乱、痙攣、意識喪失。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・可燃性物質、還元性物質、食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0028 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

2-クロロ-1-ニトロベンゼン ICSC番号:0028











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、黄〜緑色の結晶

物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒で腐食性のフューム(窒素酸化物、塩素[ICSC0126]、塩化水素[ICSC0163]、ホスゲン[ICSC0007]を生じる。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と反応する。

許容濃度:
TLV は設定されていない。(「注」参照)。BEI(生物学的暴露指標)記載あり。
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:3B (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼を軽度に刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。
「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
血液、肝臓に影響を与え、メトヘモグロビンを生成し、貧血、肝臓障害を生じることがある。

物理的性質
・沸点:246℃
・融点:33℃
・密度:1.4 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.6 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.4
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03
・引火点:124℃(C.C.)
・発火温度:487℃
・爆発限界:1.15〜13.1 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.24
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・TLV(p-ニトロクロロベンゼンとして): 0.1 ppm (皮膚) A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質) (ACGIH 2004)
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S1578-S
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)1
付加情報


ICSC番号:0028
更新日:2002.10
2-クロロ-1-ニトロベンゼン
© IPCS, CEC, 1993

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