国際化学物質安全性カード

ニ硫化炭素 ICSC番号:0022
ニ硫化炭素
CARBON DISULFIDE
Carbon disulphide
Carbon bisulfide
Carbon sulfide
CS2
分子量:76.1
CAS登録番号:75-15-0
RTECS番号:FF6650000
ICSC番号:0022
国連番号:1131
EC番号:006-003-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
高温面との接触禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
充填、取り出し、取扱い時に圧縮空気を使用してはならない
摩擦や衝撃を与えない
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に
(妊娠中の)女性への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 めまい、頭痛、吐き気、息切れ、嘔吐、脱力感、被刺激性、幻覚。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
皮膚の乾燥、発赤。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、顔面シールド、または、呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
何も飲ませない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・すべての発火源を取り除く。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・耐火設備(条件)。
・酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・涼しい場所。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・気密。
・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : F, T
 R : 11-36/38-48/23-62-63
 S : (1/2-)16-33-36/37-45
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0022 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ニ硫化炭素 ICSC番号:0022











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
衝撃、摩擦、または振動を加えると、爆発的に分解することがある。加熱すると、爆発することがある。高温の表面や空気に触れると自然発火し、有毒なフューム(二酸化イオウ[ICSC番号 0074])を生じることがある。酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。ある種のプラスチック、ゴム、被覆材を侵す。

許容濃度:
TLV:1 ppm (TWA);(皮膚);A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:5 ppm, 16 mg/m3;皮膚吸収(H);ピーク暴露限度カテゴリー:II(2);妊娠中のリスクグループ:B (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。この液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。中枢神経系に影響を与えることがある。意識低下を引き起こすことがある。200〜500 ppmに暴露すると、死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 心血管系、神経系に影響を与え、冠動脈性心疾患、重度の神経行動学的症状、多発性神経炎、精神病を生じることがある。動物試験では人の生殖に毒性影響を及ぼす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:46℃
・融点:−111℃
・比重(水=1):1.26
・水への溶解度:0.2 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:48 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.63
・引火点:−30℃ (c.c.)
・発火温度:90℃
・爆発限界:1〜50 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.84
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30S1131
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0022
更新日:2000.04
ニ硫化炭素
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所