国際化学物質安全性カード

カドミウム ICSC番号:0020
カドミウム
CADMIUM
Cd
原子量:112.4
CAS登録番号:7440-43-9
RTECS番号:EU9800000
ICSC番号:0020
国連番号:2570
EC番号:048-002-00-0
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 粉末状態では引火性であり、自然発火性状態では自然発火する。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
熱や酸との接触禁止
乾燥砂、特殊粉末消火薬剤。
他の消火薬剤は不可
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。
粉塵の堆積を防ぐ。密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。

身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
あらゆる接触を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、頭痛、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)
・すべての発火源を取り除く。
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・耐火設備(条件)。
・乾燥。
・不活性ガス中に保管。
・発火源、酸化剤、酸、食品や飼料から離しておく。

・気密。
・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 45-26-48/23/25-62-63-68-50/53
 S : 53-45-60-61
 Note : E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0020 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

カドミウム ICSC番号:0020











物理的状態; 外観:
青白色の軟らかい金属塊状物あるいは灰色の粉末。展性がある。80℃に暴露すると脆くなり、湿った空気に暴露すると変色する。

物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
酸と反応して、引火性/爆発性の水素ガス[ICSC0001]を生成する。粉塵は酸化剤、窒化水素、亜鉛、セレン、テルルと反応して、火災や爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:(総粉塵) 0.01 mg/m3(TWA); (呼吸性画分)0.002 mg/m3(TWA); A2(人における発がん性が疑われる物質) BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2005)
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:1; 生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
とくに粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
この物質のフュームは気道を刺激する。フュームを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。フュームを吸入すると、金属フューム熱を引き起こすことがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の粉塵粒子暴露により、肺が冒されることがある。腎臓に影響を与え、腎臓障害を生じることがある。人で発がん性を示す。

物理的性質
・沸点:765℃
・融点:321℃
・密度:8.6 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・発火温度:250℃(カドミウム金属粉塵)
環境に関する
データ

・カドミウムは自然発火性状態でも存在し(EC No. 048-011-00-X)、この場合はEU分類に[記号:F]、[R語句:17]、[S語句:7/8 -43]を追加する。
・国連番号および包装等級はこの物質の物理的形状によりさまざまである。
・水、泡消火薬剤、二酸化炭素、ハロンなどの消火薬剤と激しく反応する。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
付加情報


ICSC番号:0020
更新日:2005.04
カドミウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所