国際化学物質安全性カード

アニリン ICSC番号:0011
アニリン
ANILINE
Benzeneamine
Aminobenzene
Phenylamine
C6H7N / C6H5NH2
分子量:93.1
CAS登録番号:62-53-3
RTECS番号:BW6650000
ICSC番号:0011
国連番号:1547
EC番号:612-008-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止酸化剤との接触禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 70℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
70℃以上では、密閉系および換気。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

吸入 紫色(チアノ−ゼ)の唇や爪、紫色(チアノ−ゼ)の皮膚、頭痛、めまい、息苦しさ、痙攣、頻脈、嘔吐、脱力感、意識喪失。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。「注」参照。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液を密閉式容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収物質に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・自給式呼吸器付化学保護衣。

・強酸化剤、強酸、食品や飼料から離しておく。
・密封。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23/24/25-40-41-43-48/23/24/25-68-50
 S : 1/2-26-27-36/37/39-45-63-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0011 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アニリン ICSC番号:0011











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の油状液体。空気や光に暴露すると茶色になる。

物理的危険性:


化学的危険性:
190℃以上で加熱すると分解し、有毒で腐食性のフューム(アンモニア、窒素酸化物)、引火性の蒸気を生じる。弱塩基である。強酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。強酸と激しく反応する。銅、銅合金を侵す。

許容濃度:
TLV:2 ppm(TWA); (皮膚);A3(動物実験では発癌性が確認されているが人との関連は不明な物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2004)
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:2 ppm, 7.7 mg/m3; 皮膚吸収(H); ピーク暴露限度カエゴリー:II(2); 発癌性カテゴリー:3B; 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。蒸気としても経皮吸収される。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてややゆっくりと有害濃度に達する。しかし、噴霧もしくは拡散すると、はるかに速く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼 皮膚を刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生じることがある。高濃度の場合、死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。これらの影響は遅れて現われることがある。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生じることがある。

物理的性質
・沸点:184℃
・融点:−6℃
・比重(水=1):1.02
・水への溶解度:3.4 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:40 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.2
・引火点:70℃(C.C.)
・発火温度:615℃
・爆発限界:1.2〜11 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.94
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・アルコール飲料の使用により有害作用が増大する。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−62
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0011
更新日:2001.03
アニリン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所