国際化学物質安全性カード

1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン ICSC番号:0002
1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン
1,2-DIBROMO-3-CHLOROPROPANE
3-Chloro-1,2-dibromopropane
DBCP
1-Chloro-2,3-dibromopropane
C3H5Br2Cl
分子量:236.4
CAS登録番号:96-12-8
RTECS番号:TX8750000
ICSC番号:0002
国連番号:2872
EC番号:602-021-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 77℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
77℃以上では、密閉系および換気。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
ミストの発生を防ぐ
(妊娠中の)女性への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、咽頭痛、頭痛、息切れ、脱力感。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、咽頭痛、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)

・食品や飼料、アルミニウムやマグネシウムなどの金属類から離しておく。
・密封。

・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T
 R : 45-46-60-25-48/20/22-52/53
 S : 53-45-61
 Note : E
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0002 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン ICSC番号:0002











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色の液体。工業用は琥珀〜濃茶色の液体。

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある;遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
沸点以上に加熱、あるいは燃焼すると分解し、有毒なフューム(臭化水素、塩化水素など)を生じる。水が存在すると、アルミニウム、マグネシウム、スズおよびこれらの合金と反応する。ある種のゴムや被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

MAK:皮膚吸収;発がん性カテゴリー:2; 生殖細胞変異原性グループ:2 (DFG 2002)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、腎臓に影響を与え、機能障害を生じることがある。意識低下を引きこすことがある。

長期または反復暴露の影響:
肝臓、肺、腎臓、睾丸に影響を与え、機能障害、組織損傷を生じることがある。人で発がん性を示す可能性がある。人で生殖・発生毒性を引き起こす。

物理的性質
・沸点(分解する):196℃
・融点:6.7℃
・比重(水=1):2.1
・水への溶解性:溶けにくい
・蒸気圧:0.1 kPa(20℃)
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:77℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.96
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT1-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)1
付加情報


ICSC番号:0002
更新日:2002.10
1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン
© IPCS, CEC, 1993

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